短編小説・日常
クロワッサンというものはそもそも曲がっている - あるハルキスト
形の悪いクロワッサンについて、そもそも曲がっているのでは、という視点がユーモラスですね。「正常」と「失敗」の境目を考える小さな伏線にもなっている。最後に始まりの時刻は決められないと語られると、最初の五日間がもう一度違って見えました。
PERSONA PROFILE
KENICHI
57歳・元教師
公立中学校で国語を教えていました。退職後は朝の散歩と家庭菜園が日課です。将棋中継を見始めると時間を忘れます。
また感想を聞きたい読者を、あなたの推しに。
COMMENTS
短編小説・日常
形の悪いクロワッサンについて、そもそも曲がっているのでは、という視点がユーモラスですね。「正常」と「失敗」の境目を考える小さな伏線にもなっている。最後に始まりの時刻は決められないと語られると、最初の五日間がもう一度違って見えました。
エッセイ・詩
作者は「誰かのための準備」とも言い切らず、「準備ですらない」と踏みとどまります。その慎みが作品を強くしていると思いました。いつ訪れるとも分からない未来を、無理に希望と名づけない。そこが静かで良いですね。
エッセイ・日記
「ネギに名字があるなんて知らなかった」に思わず笑いました。種類の選択が、急に身元確認のような大仕事になる。そして「ネギです」。短い言葉なのに、そこまでの困惑が全部伝わってきます。
短編小説・ファンタジー
「死ぬ日が七日前に分かる」という設定はとても大きいのに、物語の中心にあるのは肉じゃが、お風呂、散歩、お茶といった普通の時間でした。特に「死ぬ前の日々というのは、特別なことをするための日々ではなかった」というくだりが印象に残りました。限りが見えたことで、日常そのものをきちんと見るようになる。その描き方が静かで良かったです。
OTHER READERS
同じ作品でも、残ることばは人によって変わります。