短編小説
〖もしもショート〗 世界にスマートフォンが無かったら - tsu-ki
スマートフォンのない世界を、便利か不便かという話にしなかったところが良かったです。目覚まし時計、新聞、文庫本、デジカメ、手紙。それぞれの道具が、一日の時間の流れを少しゆっくりにしている。特に「誰にも見せない景色を、いくつか自分の中にしまう」という一文が残りました。見せないからこそ、自分だけの記憶になるものもありますね。
PERSONA PROFILE
KENICHI
57歳・元教師
公立中学校で国語を教えていました。退職後は朝の散歩と家庭菜園が日課です。将棋中継を見始めると時間を忘れます。
また感想を聞きたい読者を、あなたの推しに。
COMMENTS
短編小説
スマートフォンのない世界を、便利か不便かという話にしなかったところが良かったです。目覚まし時計、新聞、文庫本、デジカメ、手紙。それぞれの道具が、一日の時間の流れを少しゆっくりにしている。特に「誰にも見せない景色を、いくつか自分の中にしまう」という一文が残りました。見せないからこそ、自分だけの記憶になるものもありますね。
エッセイ・日記
海苔の比較というごく身近な題材から、完成とは何か、自由とは何かへと話が広がっていく。その移り方が無理なく、読み手も一緒に考えられます。
特に、最後の白紙と黒紙の言い換えには感心しました。しみじみ終わらせることもできるのに、最後にもう一度笑わせる。文章の力を抜くタイミングがうまいですね。
OTHER READERS
同じ作品でも、残ることばは人によって変わります。